寝違えについて

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首痛

「イタッ‼」 朝目覚めとともに首に激痛が!

それ、「寝違え」かもしれません… 放っておいてはダメ。

寝違いの原因と対処法とは。

 

できれば体験したくない様々な痛み。

ある意味「痛み」は人生とともにある存在なのかもしれません。

赤ちゃんが生まれる時にはお母さんに陣痛が。

この世に生を受け成長とともに成長痛(せいちょうつう)に悩まされたりする場合もあります。

 

成長痛が、骨の成長に伴った必要悪だとしても、成長とは関係なく、朝、突発的に「首が、ウ・ゴ・カ・ナ・イ!!」と激痛が走る「寝違え」は避けられるものです。しかし、そうなってしまっては仕方がない。ひどい場合は、身体を動かすのも大変で、動けないことから家事や仕事に支障をきたすこともあります。気分も重くなり、やる気もダウン、何もいいことありませんよね。みなさん、思い当たるフシがあるのではないでしょうか。そんな時、どうしたらよいのでしょうか。放っておいて大丈夫でしょうか。寝違えの原因と対処法を知ることで、そうならないための「予防」も含め治し方も知って、寝違えの痛みさえも成長の糧にしてしまいましょう!!。

 

1、寝違えとは?

 

では、「寝違え」とはどのようなものなのでしょうか。実は「寝違え」という言葉は医学用語ではありません。医学的には「急性疼痛性頸部拘縮(きゅうせいとうつうせいけいぶこうしゅく)」といいます。余計痛みがひどくなるような名前ですね(笑)。

 

さて、「寝違え」とは起床時に、首や肩の周辺、背中などに痛みを伴うものですが、ひどい場合は首を少し動かそうとするだけで激痛が走ったり、首を動かせても一方向しか動かせなくなってしまったりする症状をいいます。背中や肩甲骨のあたりまで痛みが広がる場合もあり、立って姿勢を維持するのも大変、頭痛がする…という場合もあるのであなどれません。

 

2、寝違えになる原因とは?

 

それでは、「寝違え」になってしまった時、私たちの身体では何が起こっているのでしょうか?

「寝違え」になると、頸部(首)周辺の筋肉とじん帯が急性の炎症を起こしており、分かりやすくいえば首の捻挫(ねんざ)ともいえます。この炎症のために、末梢血行障害(まっしょうけっこうしょうがい)を起こせば、血液循環も悪くなり、代謝が損なわれ、首なのに頭が痛い、ということにつながったりします。

 

「寝違え」になる原因にはいくつかありますが、代表的なところを挙げてみると、

  • 悪い寝相や寝方の問題 
  • 枕が合っていない 
  • 慢性的な肩こり 
  • 日常の姿勢のあり方 
  • ストレスや疲労(過労)
  • 泥酔

 

以上が挙げられます。

 

就寝時の寝相や寝方が悪いと、ひどい場合は姿勢が固定化され、自然な寝返りをうつことなどができなくなります。

長時間のうつ伏せ寝などは、首を固定してしまい、「寝違え」を起こしてしまう可能性が高くなります。

 

次に枕の問題。枕が自分の首の傾斜や高さなどにフィットしていないと、無意識に自分が枕に合わせるように環境順応のために緊張をさせながら寝てしまうことになり、この緊張が「寝違え」の原因となる場合があります。また、首の(つくりだす姿勢などの)状態は全身にもおよぶため、これも原因の一つとなります。身体の筋肉や骨格のことを良く知り、姿勢のあり方に詳しい専門家のアドバイスが非常に役に立ちます。

 

慢性の肩こりに悩んでいる方や日常の姿勢のあり方が良くない方は、「寝違え」やすくなります。肩こりは姿勢の問題と切っても切り離せませんが、現代の日常生活などでPCを前のめりの姿勢で、スマホを常にうつむきがちで観ることが多い私たちは、無意識に姿勢を本来あるべき形から逸脱させてしまう習慣を無意識に行っています。本来スッとまっすぐであるべきものが、曲がってしまっていたりすれば、曲がったところには負担が大きくかかりますから、身体は、その付近の筋肉は固まることでそれを支えようとするのです。これが本当に固まってしまうと「寝違え」などの障害の原因となっていくのです。

 

実は姿勢の問題の根本はストレスと大きな関係があります。ストレスをコントロールしている脳の「脳幹(のうかん)」というところは、同時に姿勢制御の中枢でもあるからです。ストレスがたまるとこの脳幹がフリーズを起こし、身体のあらゆるところで本来あるべき状態が損なわれます。ストレス状態は緊張として身体にあらわれるので、身体が固まりやすくなっています。脳と筋肉の神経伝達が上手くいかなくなり、それがあちこちで起これば起こるほど、つまり身体がゆがんでしまいます。その状態が昂じると場合によって「寝違え」が起こる、ということになります。ある説によればこのゆがみによって脇の下の神経が圧迫され「寝違え」を引き起こすともいわれています。首の症状であっても、原因が違う場所(この場合は脇)にある場合もあるのです。

 

また、特に食生活や過多の飲酒など、生活習慣の乱れなどからくる内蔵の疲弊から身体が疲れ固まりやすくなる場合もあるので、内臓のコンディションとも関係しているのです。(各内臓と脳は中枢神経でつながっています)場合にもよりますが、たかが「寝違え」と思っていると、とんでもないことです…。実は寝返りは身体の疲れやストレスのエネルギーを解放させることにつながっている自然の働きなのですが、ストレスが過ぎて、寝返りがうえてない身体になってしまっていたら要注意、そうならないために、「ちょっと変だな」と気になったら身体のバランスを取り戻すプロの専門家に相談するべきです。予防は意識習慣から生まれます。万が一「寝違え」になってしまってから、1週間たっても痛みがひかない時は、決してそのままにしておかないで整形外科などの病院や整骨院などで診てもらい、適切なケアを受けてくださいね。

 

3、寝違えになってしまった場合の対処法

 

さて、いよいよ「寝違え」になってしまった場合の対処法についてお話させていただきましょう。

以下に代表的なものを挙げさせてもらいますね。

 

1.首などを無理に動かさない

2.患部を氷などで冷やす(湿布も効果的)

3.ツボを刺激する

4.しっかり休ませる

5.腕や肩甲骨の体操をする

6.効果的なストレッチを行う

 

まず大切なのは、炎症の起こっている部位を無理に動かすと痛みや炎症が助長されるので、決して無理に動かさないことです。どうしても動かさなくてはいけない時は、慎重にゆっくり行ってください。なるべく動かさないことが大切です。

 

次に、ひょうのうなどを使用して氷などで患部を冷やしてください。これにより炎症が緩和され、回復しやすくなります。保冷剤もいいですが、なるべく氷の方が良いでしょう。また、湿布薬を使用することも有効です。炎症を緩和する薬効成分が回復を早めてくれるでしょう。

 

手の甲には中国語で「寝違え」を意味する《落枕-らくちん-》というツボがあり、そこを刺激したり、首のでっぱりのすぐ下にある《大椎-だいつい-》は「寝違え」に非常に効果的なツボですので、ここにアプローチします。その他、こめかみの後ろにある《風池-ふうち-》は鎮痛効果が高く、過多の代表的なツボ《肩井-けんせい-》もハリと痛みの緩和におすすめです。足の外くるぶしの少し上にある《懸鐘-けんしょう-》も「寝違え」のツボです。5秒~10秒くらいの指圧を休みやすみ3分位行うと効果的だといわれています。本格的には専門家に行ってもらうことが効果という点でやはり圧倒的におすすめです。

 

身体、特に患部をしっかり休ませましょう。回復にはしっかり、十分な休息が必要です。休ませている間にも、身体内では回復のための働きが起こっていますから、その邪魔をしないことが早く治る秘訣です。

 

腕や肩甲骨の体操やストレッチを効果的に行うことで治癒が早まります。また予防にもいいですので、習慣化するとよいでしょう。ストレッチは、前頚部、後頚部のストレッチ 背中の筋肉、胸の筋肉、脇の筋肉のストレッチなどがあります。良心的な整骨院などでは、これらの施術を含め、わかりやすい指導を行ってくれるところもありますので、決して自己流ではなく、「効果のある」方法をぜひ教えてもらいましょう。日々のストレスケアにもとても役に立ちます。また、どうしても痛みが我慢できない、治らない時は抗炎症の鎮痛剤を処方してもらいましょう。

 

4、寝違えた時にしてはいけないこと

 

ここで「寝違え」た際に行ってはいけないことを、あらためて挙げてみます。

 

(×)無理に首を動かさない

(×)すぐに温めない

(×)強いマッサージ

(×)首のストレッチ

 

上記はなぜしていけないかというと、炎症症状を助長するだけで悪化させる場合もあるからです。炎症は熱を持っていますので、それを発散させることが重要ですが、動かしたり、過度な刺激を与えると余計な熱を持たせることになります。首のストレッチは、動かしてはいけない部分を動かすのですから前述の理由もあり、やってはいけません。その他専門家のアドバイスに従ってください。

 

5、寝違えない為の予防法

 

「寝違え」をしないための予防法は、イコール、バランスのとれた身体を保持することであり、これは実は「寝違え」だけの問題ではありません。日々、以下の事柄を心がけることが重要であり、間違って「寝違え」になってしまったら、「寝違えになった理由に気がついてくださいね~」と身体に注意してもらった、と思い、生活習慣の見直しなどの良い機会にしていただきたいです。

 

  • 姿勢を正す
  • ストレスを減らす
  • サイズの合わないパジャマを着ない
  • 適度な運動をする
  • お酒を飲み過ぎない
  • 過度の疲労を避ける
  • うつぶせ寝をしない
  • 高すぎる枕は控える

 

日々の予防として重要なのは、習慣を見直すことも最も重要ですが、整骨院などで行っている専門家によるマッサージなどを定期的に受けることも、とても効果があります。筋肉の疲労をとり、良い姿勢の基となる身体のバランスとリラックスは脳にも大変良い影響を与え、ストレスを解放する手助けになります。新地の歪みもとれ、自分本来のバランスが目覚め、メンタルケアにも効果大ですので、疲労回復だけではない効果をぜひ知っていただきたいと思います。

 

6、寝違えを放っておくと

 

以上のように「寝違え」といっても、軽いものから非常に深刻なものまで、その方の状況によって様々な症状をみせます。もしも頻繁に「寝違え」になるようでしたら、それは身体の危険信号かもしれません。たとえば…

 

・椎間板ヘルニアが原因で寝違えが起きている可能性がある?

・寝違えの原因は腋窩神経障害かも?

・腕のしびれの原因になる

etc…

 

以上のほかに内蔵の問題も隠れているかもしれません。

仕事が忙しく、長期間にわたって疲労がたまっている方や、ストレスフルな日々を過ごしている方、またその解消を怠っている方は、単なる首の捻挫ではないかもしれません。そうでなければ安心ですので、気になる方はぜひ専門家にお声掛けください。その場合、診断だけでなく、上記の心配やリスクを解消してくれるだけでもなく、予防をはじめ、生活習慣の見直しや、日々の改善の知恵や方法も教えてくれる所がよいでしょう。

 

7、寝違えは、江東区ひつじ整骨院で施術することをおすすめします。

 

著者 Writer

著者画像
院長:松﨑 秀治(マツザキ シュウジ)
1月2日生まれ A型 やぎ座 トラ 2児の父
東村山出身 趣味は空手(松濤館)、Tik Tok鑑賞

学生時代は水泳(背泳ぎ)、バレーボール、極真空手をやっていました。

私たちはトップレベルの技術を提供することで、皆様の豊かで幸せな人生を実現することを目指しております。
お気軽にご相談ください。

得意な施術ジャンル:むちうち、ヘルニア、脊柱管狭窄症、産前・産後の不調、スポーツ外傷、テーピング
おすすめメニュー:「DRT療法」「マタニティケア」「産後矯正」
 

当院のご紹介 About us

院名:ひつじ整骨院
住所〒135-0004 東京都江東区森下5-20-6 KK-RETREAT101
最寄:【電車】都営新宿線 菊川駅 A4出口から徒歩2分
半蔵門線 清澄白河駅 B2出口から徒歩10分
【バス】 都バス 菊川駅前徒歩2分 森下5丁目 徒歩2分
駐車場:ひつじ整骨院には駐車場がありません。
お近くのコインパーキングをご利用ください。
パーキングが満車の場合もありますので、時間に余裕をもってご来院ください。
                                 
受付時間
10:30〜
13:00
- 10:30〜
14:00
15:00〜
20:30
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定休日:木曜・祝日

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